私たちの仕事

重度の障がい者の訪問介護

福祉介護のお仕事はどんなイメージがありますか?
たくさんの利用者さんを一人で見る、男女問わず対応する、せわしなく忙しそう、高齢者のお世話、そのようなイメージを持つ方がほどんどかもしれません。
そのイメージは「施設介護」「高齢者福祉」のお仕事の現場です。

私たちのお仕事は「重度の障がい者」の方のご自宅へ「訪問介護」するお仕事です。

同性介助・1日1人をサポート

重度の障害を持つ方は親元や施設で生活する方がほとんどです。
けれど、重度の障害を持っていても「介助スタッフ」のサポートがあれば、地域で一人暮らしすることも可能です。

私たち「介助スタッフ」のお仕事は、重度の障がいを持つ方のお宅に訪問し、日常のお手伝いをすることです(重度訪問介護)。

当センターのお仕事は同性介助で、基本的には訪問するのは1日1人
なので利用者さんとじっくり関わることが出来ます。

施設のように、1人で同性異性問わず大勢の方を担当したり、
高齢者の訪問介護のように、1日にいくつものお宅を訪問することもありません。

介助者と利用者
介助者と利用者
介助者と利用者
介助者と利用者
どんな方をサポートするの?

当センターの利用者さんは重度の障害をもち、365日、24時間または長時間、介助の手を必要としている方がほとんどです。
利用者さんの障害もバックグラウンドも様々です。


生まれた時の脳障害により、ずっと障がい者として生きてきた方
筋肉が萎縮する進行性の難病によって、障がい者になった方
健常者として生きてきたけれど、事故によって障がい者になった方
身体障害の方だけでなく、知的(脳)の障害を持った方もいらっしゃいます。


利用者さんのほとんどが、車椅子で生活をし、賃貸のアパートで生活しています。
女性の利用者さんは女性の介助スタッフが担当し、男性の利用者さんは男性の介助スタッフが担当します。

ご自身の障害や体に合わせて、また介助者の負担を軽減するために、電動ベット電動リフトなどの福祉用具を使って生活しています。
ベッドから車椅子などの移乗は電動リフトを使うので、体力のない女性でも安心してお仕事することが出来ます。

利用者と介助者
女性利用者と介助者
男性利用者と介助者
介助と介護

私たちは利用者さんの「自己選択」「自己決定」「自己責任」を尊重した介助をします。


介護は「護ること」
介助は「手助けすること」


利用者さんの主体性を大切にした、利用者さんを望む「介助=手助け」をするのが私たちのお仕事です。
具体的には利用者さんの指示に沿って、調理、着替え、トイレ、買い物、お風呂、外出などの日常生活のお手伝いをします。


自分のやりやすいやり方や自身の好みで業務を進めてはいけません。利用者さんご本人の意思を尊重しなければ、良かれと思ってとった行動でも、誤解が生じてしまうかもしれません。
自分の価値観に囚われることなく、相手の価値観を受け入れ、どんな時にも向き合ってくれる方を私たちは求めています。

この仕事に向いている方

●当センターの考えに共感できる方
●社会貢献性の高い仕事がしたい方
●福祉に興味がある方
●人の役に立ちたい方
●仕事もプライベートも充実させたい方

この仕事に向いていない方

利用者1人ひとりの生活スタイルや要望に沿ったサポートを行います。時には効率が悪いと感じる対応を求められることもあります。
●自分のやり方を優先してしまいがちな方
●スケジュールの決まった業務がしたい方
には不向きなお仕事です。

お仕事の1日の流れ(例)

お仕事の1日の流れ(例)

こちらに載せたのは一例です。勤務シフト・仕事内容は利用者さんによって異なります。

日勤のお仕事
9:00利用者さん宅に入室
9:10洗濯機を回しながら床の掃除機がけ
10:00洗濯物を干す・トイレ介助
10:30利用者さんの訪問リハビリ

リハビリ中に買い物・見守り
11:30昼食の準備
12:30利用者さんTV観賞・昼食の食事介助
13:00自分のお昼休憩・見守り
14:00食後の片付け・トイレ介助・外出の用意
15:00利用者さんと外出・買い物・おやつ介助
17:00帰宅後の片付け・見守り
18:00洗濯物の取り込み・洗濯物畳み
18:30見守り・実績記入
19:00夜勤の介助スタッフと交代・帰宅
夜勤のお仕事
19:00利用者さん宅に入室
19:10お風呂を沸かす・お風呂の準備・トイレ介助
19:30お風呂介助
20:00着替え・お風呂の片付け・夕食の準備
20:40夕食の介助・利用者さんTV観賞・見守り
23:00ベットの準備・トイレ介助
23:30利用者さん就寝中、介助者仮眠・見守り
・・・・
02:00体位交換
・・・・
6:40介助者起床・介助者の布団片付け
7:00利用者さん起床・着替え・洗顔
7:40朝食の準備・食事介助
8:30食事の片付け・実績記入・見守り
9:00日勤の介助スタッフと交代・帰宅 

「見守り」について

重度の障害を持つ利用者さんは、24時間介助者のサポートを必要としているので、重度訪問介護では長時間利用が想定されています。
長時間ですので、サービス中にずっと身体介護や家事援助を行っているわけではありません。
利用者のそばで待機をし、一緒にテレビをみて歓談したりもします。そして必要な時に、水分補給・体位の微調整、などの介助を行います。
それが「見守り」の時間です。

働く環境とサポート

働く環境とサポート

当センターは「定着率90%」という高い水準を保持しています。
介助スタッフは、障害を持つ利用者さんの暮らしを支え、人生を共に歩んで行く【かけがえのないパートナー】です。
末長くご活躍いただけるよう【スタッフの働きやすさ】【成長できる環境づくり】を大切にしています。

入社時

採用時研修

当センターのお仕事は未経験・無資格の方でも始められます。
お仕事をスタートする前に、採用時の研修で当センターのお仕事や利用者さんの生活について学び、重度訪問介護という資格を取得します。実技もあるので、お仕事をイメージしやすく、実践につなげることができます。

先輩スタッフ同行

初めて利用者さん宅に訪問する時は、先輩スタッフが同行し、仕事の流れを確認します。
介助内容が難しい現場には、介助に慣れるまで先輩スタッフが同行するので、安心してひとり立ちできます。

入社後

サポート体制

利用者さんのご自宅にいる時でも、電話をいただければその都度相談に乗ります。
分からないことやどんな些細な悩みも、いつでも先輩に聴ける環境です。
面談や個別の研修も可能です!お仕事につまづいたら相談してください。

スキルアップ研修

定期的に介助者向けに研修を行っています。調理の研修、緊急時対応の研修、ストレスマネジメント研修、体の使い方・ヨガの研修など様々な研修を企画しています。
また勤続年数に応じたステップアップ研修も企画しています。こうした研修は、普段は顔を合わせることない、介助者同士の交流の場にもなっています。

資格取得支援

初任者研修、実務者研修、喀痰吸引研修、介護福祉士(国家資格)の取得のサポートを行っています。
資格を取得すると、スキルアップになるだけでなく、介助に入れる利用者さんの幅を広げることもできます。介護福祉士を取得できると、資格手当ももらえます。

介助以外のお仕事

介助の経験が長いスタッフには、現場の介助だけでなく、現場で教える側になっていただいています。教える側になることで、より深く利用者さんの自立支援に関わることができます。
また研修も受講するだけでなく、研修を主宰する側の担当になってもらったり、事務のお仕事をする機会も設けており、色んな仕事に携わっていただくことで、広い視野を持てるようになります。
本人に希望があれば、職員への登用のキャリアアップの道も整備しています。

給与と福利厚生

お仕事を始めた時も、結婚出産・子育てなどライフワークに変化があった時にも安心して働き続けられるように、業界内でも高水準の給与と手当を整えています。
所定休日・法定休日はしっかり休めるように整え、有給休暇も取得しやすい環境です。

育児休業支援

育児・介護休暇、ケア休暇などの休暇制度も整えており、産休・育休を取得して復帰するのが当たり前の職場です。
女性だけでなく男性の育休も積極的に支援しています。これまで累計4名の男性スタッフが育休を取得し、2023年度は2名の男性スタッフが育休を取得予定です。(2023年5月時点)

心身の健康

年に数回健康診断のお願いをしております。基本の健診費用は事務所で負担します。
また当センターと契約しているカウンセラーの先生がいます。カウンセリングの内容は、上司も当センターも把握しません。コロナ禍で人には話しにくいことで悩む場面も多いかと思います。時には、上司や職場には言いにくいことで、悩むこともあるかもしれません。心身の健康を保ち、あなたがあなたらしく働けるように、気軽にカウンセラーの先生とお話しすることができる環境を整えています。

感染症予防対策

インフルエンザ予防接種費用は当センターが負担しています。
また感染症対策プロジェクトチームを結成し、感染症予防の情報発信をしています。新型コロナウィルス対策として、検温報告の実施、介助スタッフへPCR検査キット・抗原検査キットの配布等もしています。