当センターでは介助スタッフのスキルアップを目的とした、全従業員が参加できる「全体研修」を定期的に実施しています。
8月の全体研修では障がい者スポーツの「ボッチャ」をしました。
ボッチャとは、ヨーロッパで生まれた重度脳性麻痺者もしくは同程度の四肢重度機能障害者のために考案されたスポーツです。
ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤・青のそれぞれ6球ずつのボールを投げたり、転がしたり、他のボールに当てたりして、いかに近づけるかを競うスポーツです。
ボッチャはパラリンピックでも正式種目となっており、東京2020パラリンピックでは、日本代表(混合チームBC1-2)が銅メダルを獲得しました!
写真内の白いレールは「ランプ」と呼ばれ、ボールを投げることができない選手が使用する勾配具です。介助スタッフが利用者さんの指示を元に方向や高さ・角度を調整し、「ランプ」にボールを転がすことで投球を行います。
投球の位置やランプの角度によってボールのスピードが速くなるので、遠い距離を狙ったり、コート上のボールを弾くことができます。
すべての球を投げ終えた時点でジャックボールに自ボールを最も近づけた選手(チーム)が勝ちになります。
ボッチャはただ投球をするだけではなく、意図をもって投球することが必要となり、想像以上に実は頭脳戦になります。
ボッチャは障害の有無にかかわらず、すべての人が一緒に競い合い、楽しめるスポーツです。
この日の研修も、利用者さんと介助スタッフみんなで大盛り上がりでした😊
(一般社団法人 日本ボッチャ協会のホームページよりボッチャの説明を一部引用いたしました)